COPD
COPD

COPD(シーオーピーディー)とは主に長年の喫煙が原因で、肺に慢性的な炎症が起こり、空気の通り道が狭くなってしまう病気の総称です。COPDになると、息を吐き出しにくくなるため、
といった症状が現れやすくなります。日本では40歳以上の約8%(Willemse BW, E.R.J 2004)の方がCOPDといわれていますが、実際には多くの方が診断を受けていません。「年齢のせい」「風邪が長引いているだけ」と思い込み、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。COPDは早期に見つけて治療を始めることで、進行を抑えることができる病気です。
一つでも当てはまる方は「年齢のせい」と思わず、一度ご相談ください。
最大の原因は喫煙です。タバコの煙に含まれる有害物質が長年にわたって肺に炎症を起こし、肺胞の壁を壊して弾力を失わせ、気道の構造を変えてしまいます。特に、
方は、発症リスクが高くなります。また、
なども関係するとされています。
COPDを放置すると息切れが少しずつ強くなり、体を動かすことがつらくなっていきます。その結果、
など、日常生活に大きな影響が出てきます。さらに進行すると、在宅酸素療法が必要になることもあります。そのため、早めに見つけて治療を始めることがとても大切です。
検査は、体に負担の少ない方法から行います。
スパイロメトリー(肺機能検査)
深呼吸のあとに勢いよく息を吐き、肺活量や1秒量(1秒間に吐ける空気量)を測定します。
数分で終わる、痛みのない検査です。
胸部X線検査
肺の形や肺気腫の広がりを画像で確認し、他の病気との区別にも役立ちます。
治療は症状の程度や進行具合に合わせて行います。
禁煙
最も重要な治療です。
今からでも禁煙することで、病気の進行を大きく遅らせることができます。
吸入薬
気管支を広げて呼吸を楽にします。症状に応じて複数の吸入薬を使い分けます。
ワクチン接種
インフルエンザや肺炎を予防し、重症化や急な悪化を防ぎます。
呼吸リハビリテーション
呼吸法の練習、筋力トレーニング、軽い運動、栄養指導を行い、息切れを軽くし、体力を保ちます。
酸素療法
進行して酸素が不足した場合には在宅酸素療法を行い、生活の質を保ちます。
COPDは進行すると息切れのために活動量が減り、体力や筋力が落ちてしまいます。これは健康寿命(元気に自立して生活できる期間)を短くする原因になります。しかし、
を行うことで息切れを抑え、長く自分らしい生活を続けることが可能です。
「年のせいだから仕方ない」「このくらいで病院に行くのは大げさかな」
そう思わず、気になったときが受診のタイミングです。当院では、肺機能検査、禁煙支援、吸入薬の指導まで総合的にサポートしています。
息切れや咳・痰でお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。
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